朝の不安・夜のモヤモヤは“扁桃体”が原因?脳の整え方を解説

扁桃体とは?感情とストレスの司令塔
扁桃体(へんとうたい)は、脳の中にある「感情の司令塔」と呼ばれる部位です。不安や怒り、恐怖などを感じたときに最初に反応するのがここ。ストレスに対して“戦うか逃げるか”という本能的な判断を担っています。

この扁桃体が過剰に働くと、日常の些細な出来事でも脳が「危険」と捉え、心身が緊張状態になってしまいます。つまり、扁桃体の状態が1日の感情や体調を左右しているのです。

扁桃体が過敏になると、こんな不調が起こる

  • 朝起きた瞬間から不安感・焦燥感がある
  • 些細なことでイライラする
  • 夜、頭が冴えて眠れない
  • 睡眠が浅く、疲れが取れない
  • 体は健康なのに「なんとなく調子が悪い」

これらは、単なる「気分の波」ではなく、脳の反応として説明できる現象です。

朝の扁桃体を“起こす”習慣とは?

  • 太陽の光を浴びる:起きたらすぐにカーテンを開ける。光が脳に届き、体内時計が整います。
  • 冷たい水で顔を洗う:交感神経を活性化し、眠気を吹き飛ばします。
  • 軽いスクワットやストレッチ:血流を促し、扁桃体を優しく刺激。
  • 声を出す・ハミング:声を出すことで脳の覚醒をサポート。

どれも1~2分でできるので、習慣化しやすいのがポイントです。

夜の扁桃体を“鎮める”ルーティンのすすめ

  • スマホを寝る30分前に手放す:強い光と情報で扁桃体が興奮してしまうため。
  • 首と肩のストレッチ:体の緊張をゆるめると、扁桃体も落ち着きやすくなります。
  • 4秒吸って6秒吐く深呼吸:副交感神経を優位にする効果あり。
  • お気に入りの香りや音楽:安心感を得られる環境づくりがカギです。

感情に振り回されない1日をつくる脳の整え方まとめ

不安やイライラ、やる気の出なさといった「感情のブレ」は、実は脳内の扁桃体が大きく関係しています。朝は扁桃体を軽く刺激して“オン”にし、夜はしっかりリラックスさせて“オフ”にする。この切り替えがうまくできれば、感情に振り回されず、穏やかで集中できる1日が手に入ります。

まずは朝と夜、1日5分の習慣から始めてみてください。脳が整えば、人生も整っていきます。

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